ペット保険の必要性

ペット保険の必要性を実感するのは、ペットが病気になった時です。
子犬や子猫の時期は、病気になるなんて思いもしませんが、その時は突然訪れます。

歯石除去や抜歯が必要になった時。

病院によって費用はまちまちですが、歯科専門の動物病院ともなると10万円を超えてきます。

なぜそんなに高いかというと、歯石除去には全身麻酔が必要で、こだわりのある動物病院だと人間に使用する麻酔と同じものを使用したりします。

理由は、簡単にいうと動物用として使用されている麻酔のなかには、体内に麻酔の成分が残ってしまうようなことがある為だそうです。

また、歯石除去の技術も違い、不慣れな病院では歯のエナメル質を傷つけてしまうことがあります。

その結果、歯石除去を行ってもまた直ぐに歯石が付いてしまうような状況になってしまうそうですが、歯科を専門に行っている動物病院ではそのようなことがありません。
(ただし、日ごろからの歯磨きがきちんと実施されているかが、愛犬の歯を健康に保つ一番の秘訣かと思います。)

このように、大切なペットに高度な治療を施してくれる動物病院を受診するとなると、それなりの費用が必要になってきます。

そのような時に、お金の問題で後悔しないためにも、ペット保険には加入しておいたほうが良いのではないでしょうか。

ペットが大きな病気を患った時

代表的な病気にガンがありますが、ペットもガンになります。

必ずなるものではありませんが、突然ペットの調子が悪くなり、動物病院で検査を行ってもらうと「○○に影がります。」
というようなことも・・・。

獣医師によっては、専門の動物病院を紹介して下さる方もいらっしゃいます。

しかし、大学病院など医療施設が整っていたり、最先端の治療法を行ってくれたりと、何とかペットの命を救いたいと思っている飼い主にとっては非常にありがたい事なのですが、やはり高額な費用が発生してしまいます。

今後の治療の進め方に関しての選択肢を迫られる場面もあるのですが、治療の内容によっては数十万円もの費用が必要になるケースも多々あります。

そんな時に、ペット保険に加入していれば、お金の心配はそれほど必要はありませんが、ペット保険に加入していない場合、金銭的な面で苦渋の選択をしなければいけない場合もあります。

ペット保険の種類

ペット保険は多くの保険会社で取り扱われています。
人間の保険と同じで様々な保証がされるようになっています。

例えば、保険の対象となるペットが決まっているケースもあるので注意が必要です。
犬や猫は、多くのペット保険で対象になっていますが、その他のペットとして、鳥や小動物、爬虫類などは対象になっていないケースもあるので注意が必要です。

補償プランとしては、保険会社によって違いがありますが、

  • 通院補償
  • 入院補償
  • 手術補償

などがありますので、ご希望に沿った内容のプランを選択することになります。

迷ってしまった場合の、ペット保険選び方としてのポイントをまとめてみました。

ペット保険のチェック項目 重要ポイント(5段階) 詳細
保険の対象となるペット ★★★★★ 犬、猫、小動物、鳥、爬虫類など、ご自分のペットが対象となるか確認。
プランの確認 ★★★★☆ 『通院・入院・手術』ご希望に沿うプランか確認しましょう。
補償割合 ★★★☆☆ ペット保険会社や選択するプランによって補償割合は変わってきます。
補償限度額とセットで考えましょう。
補償限度額(最高補償額) ★★★☆☆ プランによって限度額が大きく異なる場合があります。
窓口清算 ★★☆☆☆ 動物病院での支払い時、窓口で清算が完了する保険。
または、別途保険金の申請を必要とする保険があります。
割引 ★☆☆☆☆ インターネットで申し込むと割引が受けられたり、多頭割引が適応されたり様々です。
同じような補償内容で迷われた場合の選択材料にされてはいかがでしょうか。