ふせを愛犬に教える方法

『ふせ(伏せ)』の教え方ってどうすればいいんだろ?
と思われた方、意外と多いのではないでしょうか?

同じしつけや芸でも、『お手(オテ)』や『おすわり(スワレ)』などとは違い、
『ふせ(伏せ)』を教えるのは少し難易度は上がります。

では何故、伏せを教えるのが難しいのか・・・
それは、犬にとって『ふせ(伏せ)』の体勢が、無防備だからです。

なので、『ふせ(伏せ)』を教える場合は、飼い主と犬の信頼関係が
大切になってくるでしょう。

ふせ(伏せ)の教え方。その1⇒まずはおすわりから

愛犬にリードを付けてトレーニングスタート。
まずは、おすわりをさせます。

リードを短く持ち、犬が座った状態からお腹が床につくように、
リードを引っ張て誘導します。

嫌がるようであれば、犬の両前足を引っ張ってお腹を床につけます。

小型犬であれば、犬のお尻を片手で押さえ、もう一方の手でリード
もしくは、犬の両前足を引っ張り、伏せの状態にさせます。

大型犬の場合、一人では難しいと思うので、一人は犬のお尻を。
もう一人は、両前足を引っ張って伏せの体勢にさせるのが良いでしょう。

犬のお腹がしっかりと床につき、伏せの状態になったところで、
コマンド『ふせ(伏せ)』と言って、大袈裟に褒めてあげてください。

初めての場合、犬にとっては大変嫌な体勢なので、ものすごく褒めて
あげることと、短い時間から始めてください。

おやつをあげるのも効果的です。

ふせ(伏せ)の教え方。その2⇒自然に伏せをさせる

『ふせ(伏せ)』の体勢が嫌な犬でも、ものすごく飼い主に褒められて、
喜んでくれると嫌な事でも嬉しくなるものです!

繰り返し教えてあげることで、徐々に伏せの体勢にも慣れてくることでしょう。

では、リードや犬の両前足を引っ張って伏せをさせるのではなく、
自然と犬から伏せの体勢になるように、誘導してあげましょう。

方法は、片手で犬のお尻を押さえ動かないようにします。
もう一方の手におやつを持ち、犬に取られないように足の前あたりに
手を置きます。

犬はおやつを取ろうと手に顔を近づけてきますので、
取られないように犬から手を遠ざけます。

すると、犬はお尻を押さえられているので、自然と伏せの体勢に
なってくると思います。

すかさず、『ふせ(伏せ)』のコマンドを言って、持っている
おやつを与えて思いっきり褒めてあげてください。

こちらも、繰り返しトレーニングを行ってください。

ふせ(伏せ)の教え方。その3⇒お尻を押さえなくても出来るように

『ふせ(伏せ)』のトレーニングは、「その1」と「その2」の繰り返しです。

楽しく、根気よく教えてあげてください。

慣れてくれば、おやつがある場合とない場合を混ぜながらトレーニングを行います。

また、お尻を押さえなくても伏せが出来るようにしましょう。

ご飯の前に、『お手(オテ)』や『おすわり(スワレ)』、そして『ふせ(伏せ)』
をさせてから与えるようにすると、必ず出来るようになるでしょう。